ゆるっとおむつなし育児〜3児ママの体験談と方法〜

育児生活

こんにちは。作業療法士で、3人の子どもを育てているおもちです。
私は「おむつなし育児アドバイザー」の資格も取得しており、この資格で学んだ知識を日常の育児に取り入れながら、子どもたちの排泄習慣を見守ってきました。

この記事では、我が家の長女・次女・長男の体験をもとに、

  • 一般的なおむつ外し
  • おむつなし育児
  • 作業療法士としての視点

を交えて、無理なく取り入れられる方法や考え方を紹介します。


長女:一般的なおむつはずし

長女のときは「おむつなし育児」を知らず、一般的な方法でおむつはずしをしました。

  • 3歳前から開始
  • 基本的にはおむつをして過ごす
  • 「おしっこ」と事前に言えるようになってからトイレに座ることを繰り返す
  • 少しずつ日中の布パンツ時間を増やす

長女は言語化が得意だったこともあり、比較的スムーズに進みました。
ただ、排便はおむつでしかできず、最終的にトイレでうんちができるようになったのは5歳になってからでした。


次女:ゆるっとおむつなし育児に挑戦

次女のときは「おむつなし育児」を学んでいたので、0歳から少しずつ挑戦しました。

0歳の頃

  • 朝の寝起き、おむつが濡れていなかったらトイレに座らせる
  • 初めておしっこが出た時の「はっ」とした表情は忘れられません
  • 私も一緒に喜び、心が通った気がしました

1歳半ごろ

長女との同時育児で、普段はおむつ生活。
でも余裕のある日にはおむつを履かせず、下半身丸出しで過ごすこともありました。

  • トイレに行きたい時はモゾモゾする様子があり、おまるで成功することも
  • もちろんその場で出してしまうこともありましたが、「体で学ぶこと」と受け止めていました
  • ただし、家族の認識の違いや、電子ピアノの上でおしっこをしてしまう事故など、環境や共通認識の配慮は必要でした

保育園に入園後

  • 2歳で保育園に入り、日中はほとんどおむつ生活に
  • 土日は布パンツで過ごすこともありました
  • 保育園では緊張もあり、トイレに行きたいと伝えるのが難しかったようです

まとめると、次女の方が結果的に長女より早くおむつを外すことができました。
これは、おむつなし育児の考え方を取り入れ、体の感覚やタイミングに寄り添っていたことが大きかったのだと思います。
また、おむつ期間が短く済む分、経済的にも負担が少なくなるというメリットも感じました。

それでも…うんちはオムツ派

長女も次女も共通して、おしっこは無理せず外れたけれど、うんちはおむつでしかしないという特徴がありました。
トイレで排便するのは怖いようで、長女は5歳、次女は現在5歳前ですが、まだオムツでしています。

現在1歳の長男の取り組み

余裕がある時だけですが…

  • 朝や昼寝から起きた時、おむつが濡れていなければトイレやおまるに座らせています
  • 3分ほど座っていると少しモゾモゾしてきて、おしっこをすることがあります
  • その時は、親子で目と目を見合わせて、長男もスッキリしたような表情を見せます

一般的なおむつ外しの進め方

一般的なおむつ外しの流れは、だいたいこんな感じです。

  1. 排泄の間隔が空いてきたら(2〜3時間程度)始めやすい
  2. 「おしっこ」「うんち」など言葉で伝えられるようになることも目安
  3. タイミングをみてトイレに座る練習から始め、出ても出なくても「できたね!」と声かけ
  4. 日中は布パンツにする時間を増やす
  5. 徐々に「自分でトイレに行く」習慣を育てる

→ 子どもの準備が整ってから始めるのがポイント。親が焦らないことが大切です。


おむつなし育児のやり方と考え方

おむつなし育児の考え方

おむつなし育児は「おむつを一切使わない育児」ではありません。
赤ちゃんの排泄リズムやサインに寄り添い、おむつに頼りすぎない生活習慣をつくることが目的です。

おむつなし育児とは・・・
 実は、生まれたばかりの赤ちゃんはおむつ交換のときにおむつを外すと、おしっこが出てしまうことがよくあります。これは、本来人間は「外で排泄する体」で生まれてきているからです。
その後、おむつの中で排泄することを学習し、さらにおむつなし育児で
「また外で排泄する」ことを再学習していくのです
 ただし、持って生まれた排泄感覚をできるだけ失わないで育つことができれば、子どもは“再学習”の負担を負わずに、自然と排泄が自立していきます。
 大人が「トイレトレーニングをしなきゃ」と焦らなくても、子ども自身の力で自立が進むのです。そして大人は子どもの排泄に寄り添うことで、“予想もしていなかった幸せな関係”を築いていくことができます。(一部「日本おむつなし育児研究所」公式サイトより引用)

方法の基本

  • タイミングで誘う:授乳後・寝起き・お風呂前など排泄しやすいときにおまるやトイレへ
  • サインを読む:モゾモゾ・落ち着かない・特有の泣き方など
  • 声かけする:「チッチ」「シーシー」など音や言葉で結びつける
  • オムツを完全になくさなくてもいい:家ではおむつなし、外ではオムツありで十分

作業療法士の視点で考えるおむつなし育児

  • 親子の心が通う瞬間
    赤ちゃんがおしっこを開放的にできたとき、親子で「通じ合えた!」と感じる体験はとても価値があります。
  • 多感覚での学び
    「おしっこが出る」という出来事を、
    → 目で見る
    → 体で感じる
    → 音で聴く
    といった複数の感覚からフィードバックできることは、子どもの発達に役立ちます。
  • 自尊心の育ち
    自分でトイレでできた経験は、子どもの誇りにつながります。
    実際、長女が初めてトイレでうんちができた時は、とても誇らしそうな顔をしていました。
  • 親の無理をしないことが最優先
    どんなに良い方法でも、親が笑顔でいられなくなったら意味がありません。
    「今日は疲れたからおむつでいい」と思える柔軟さの方が、長い目で見て大切です。

まとめ:ゆるっと取り入れてよかったこと

  • 完璧にやるのではなく、できる時に「おむつなし」を取り入れたら楽しくできた
  • 成功したら一緒に喜び、失敗は学びとして受け止める
  • 家族や環境の理解も大切
  • 結果的に、無理なくおしっこのおむつ外しができた
  • 次女のように早く外せると、経済的メリットもある

我が家は「ゆるっと取り入れる」だけでも十分意味がありました。
「興味はあるけど大変そう…」と思う方も、まずは朝の寝起きやお風呂前だけ試すのがおすすめです。

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