保育園の役員の仕事を1年間行いました。役職は交通安全関連の組織の会計係です。
5月から産休に入ったので、ほとんど育休中での出来事です。
1年間役員をやってみて、保育園の運営に少し関わることができたので知見が広がり、またイベントを開催することで、普段の我が子の様子も見ることができて充実した1年間だったように思います。
その反面で、私が留守の間は家事や子守りによる家族や親族への負担が増えていたり、その手配をするのも頭をフル回転させました。
具体的な業務内容や、良かったことや大変だったことをまとめてみました。
役員になった経緯
筆者の子供が通う保育園では、役員をやるとその後5年間は役員やその他クラス委員などが免除されるシステムがあります。また、役員の特典として運動会の観覧席を、先に確保することができます。
長女と次女の年齢が同じ友人と相談し、一緒に役員をすればお互いに業務もやりやすいし、次女たちの時期には役員の心配もいらないから立候補してみよう、ということで、立候補をしました。
その2ヶ月後に正式に打診があった時には、既にベビ太の妊娠がわかっており事情を説明したところ、会計の仕事であれば可能とのことで、やらせていただくことになりました。
業務内容
筆者の役職は交通安全関連の組織での会計でした。
以下の業務がありました。
- 組織の経費管理
- 3ヶ月に1回くらいの夕方の役員会出席
- 年数回の駐車場の見回り
- 年4回のイベント開催
- 保育園イベントの際の駐車場案内(2回)
- その他保護者による活動への準備、片付け
当保育園は保護者総会はなく、書面決議でしたので保護者の皆さんの前に出ることはありませんでした。
役員会の開催時以外に発生した議題や、イベントの準備は概ねラインでやり取りしていました。
任期は1年です。
昨年度まではまだコロナによる制限が残っていましたが、今年度はオープンになり、数年ぶりの制限のない保護者会活動となりました。
妊娠していての役員遂行
筆者は6月出産予定の妊婦だったので、もしも私が出られない場合は主人が代行することを説明させてもらっていました。
やってみると、所属組織のイベントは年度の後半に集中しており、役員会等の会議も産前産後は開催されなかったため、結果的に主人が出ることはありませんでした。
もしも産後1ヶ月以内にイベントがあったら、代行してもらっていたと思います。産前は、重いものを持つ場面では代わっていただくなどのご配慮をいただきました。
産後は、業務に関しては影響はなかったです。しかし、種々会議等で家を空ける日には主人1人で子供3人、しかも1人は赤ちゃんということで、義実家の力も借りて子供と過ごしてもらいました。印象としては産後の方が家族への負担が大きかったです。
やってみての感想
役員の皆さんが全体に協力的で、柔軟な思考の方々ばかりだったので、会議でもそれぞれの意見を出し合い、困った時にはお互いにフォローし合いながら遂行することができました。
1年交代なのではじめは全体に前ならえで前年度同様に動いていましたが、慣れてくるとそれぞれで改善策を出し合い規則の改訂や、不要な作業の中止などを行いました。
良かったこと
- 保育園の運営側の意見を聞けたり、保育園行事の舞台裏を知ることができ、知見が広がった。
- イベントの開催の時には子供の普段の様子を見ることができた。
- 「お母さんが役員」というのは子供から見て少し誇らしいようだった。
- 会計という仕事は初めてだったが、経費の管理の仕方や、簡単なルールについて知ることができた。
- 会議での他保護者からの意見は社会人としても参考になり視野が広がった。
大変だったこと
- 夕方の役員会は早くて2時間、長くて3時間半かかることもあり、子供の生活リズムに影響が出た。
- 役員会やイベントの前に家事を片付けたり、子供達の居場所を確保することが忙しく感じた。
- 運動会などの大きな保育園行事では準備のために早く家を出なければならず、子供とゆっくり朝を過ごすことができなかった。
まとめ
役員の仕事はやらなくて済むならその方が…という意見はよく耳にします。
筆者も5年間の免除という特典を目当てに立候補したのが始まりでした。
確かに自分の時間を割いての会議やイベントは大変さもありました。しかし、メンバーに恵まれたことも大きく、全体を通して「楽しかった やって良かった」と思います。後任の方に引き継いだ時は、やりきったという達成感もありました。また、保護者会役員同期の方々とは戦友のようなちょっした絆ができました。
筆者は育休中で時間的な余裕はあったので、仕事をしながらだとまた違う見方になっていたと思います。
来年度からは長女は小学校に入学し、今後子供3人分の小学校の役員の選考に立ち会います。きっと誰かのタイミングで就任するときはくると思うと、今回の経験を活かし、前向きな気持ちで遂行できたらと思います。