公開日:2025年3月18日 更新日:2025年10月10日

保育園の保護者会役員を1年間務めました。
私の担当は、交通安全関連の組織で「会計係」。
5月から産休に入り、ほとんど育休中の出来事でした。
結果的に、保育園運営の裏側を知ることができた貴重な経験であり、子どもの成長を間近で感じられる一年でもありました。
一方で、家庭面の調整にはなかなか苦労も…。
今回は、実際にやってみて感じたことをまとめます。
※妊娠中や体調に不安がある方は、無理せずできる範囲で参加してください。私も体調に合わせながら役員活動を行いました。
役員になったきっかけ
私の子どもが通う保育園では、「役員を一度やるとその後5年間は免除」という制度があります。
さらに、役員の特典として運動会の観覧席を優先的に確保できるというメリットも。
ちょうど同じ学年の友人と「今やっておけば次女の時は免除になるし、一緒なら心強いね」と話し、立候補することにしました。
2ヶ月後、正式に打診をいただいた時には妊娠がわかっていたのですが、会計係なら無理なくできそうということで、引き受けることになりました。
保護者会役員、会計係の主な業務内容
担当していたのは、交通安全関連の組織の会計です。主な仕事はこちら:
- 組織の経費管理
- 3ヶ月に1回ほどの夕方の役員会出席
- 年数回の駐車場見回り
- 年4回のイベント開催
- 保育園行事(運動会など)での駐車場案内
- イベント準備や片付けなどのサポート
保護者総会は書面決議のため、人前で発表する場はありませんでした。
そのため振り返るとLINEでの連絡や書類管理が中心でした。
任期は1年間で、今年度はコロナ制限がほぼなくなった、久しぶりの“通常運営”でした。
妊娠・産休中での役員活動
出産予定は6月。
事前に「出られない場合は夫が代行します」と説明していましたが、実際は産前産後に会議やイベントが重なることはほとんどなく、夫の出番はありませんでした。
産前は重い荷物を持つ場面で他の方に代わっていただくなど、ご配慮もあり助かりました。
産後も業務自体への影響はありませんでしたが、家を空ける日は夫ひとりで3人の子どもをみることに。
義実家の力も借りながら何とか乗り切りましたが、産後の方が家族の負担は大きかったように感じます。
役員をやって良かったこと
- 保育園の運営や行事の舞台裏を知ることができた
- イベント中に、普段の子どもの様子を見られた
- 「お母さんが役員」ということを、子どもが少し誇らしそうに感じていた
- 会計という新しい仕事に触れ、経費管理の仕組みを学べた
- 他の保護者の意見を聞くことで、視野が広がった
何より、保育園を支える一員として関われた実感がありました。
大変だったこと
- 夕方の役員会が2〜3時間に及ぶこともあり、子どもの生活リズムが崩れた
- 会議やイベント前は家事・子どもの段取りでバタバタ
- 運動会などの朝は準備のため早朝出発で、ゆっくり過ごせなかった
仕事ではないけれど、家庭と両立するための工夫やサポートが必要でした。
1年間を振り返って
正直、「役員はできれば避けたい」という声をよく聞きます。
私も当初は「5年免除」の特典目当てでした。
でも、実際にやってみて思うのは——
「大変だったけど、やってよかった!」
ということ。
協力的なメンバーに恵まれたおかげで、改善提案や作業効率化も進み、最後は達成感でいっぱいでした。
一緒に活動した仲間とは、戦友のような絆ができたのも嬉しい誤算です。
育休中で比較的時間に余裕があったのも幸いでした。
もし仕事と並行していたら、また違う印象だったかもしれません。
まとめ
今後も、いずれまた役員の順番は回ってくるかもしれません。
ですが、今回の経験を通して「役員がどう動けばいいか」がイメージできるようになったことは、大きな強みになったと感じています。
保護者会の役員は確かに負担もありますが、子どもの園生活に深く関われる貴重な1年でもあります。
妊娠中や育休中に役員をやる場合は、自分の体調や家族のサポート状況に合わせて、無理のない範囲で進めることが大切です。
条件が整えば、思い切って引き受けてみるのもおすすめです。
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