上の子を怒りすぎてしまうときに試したい5つの習慣|作業療法士ママが伝える心を整えるコツ

つい怒ってしまう毎日に人呼吸を 育児生活

下の子が生まれてから、上の子にイライラしてしまう…。
頭では分かっていても、感情が先に出てしまうことってありますよね。
私自身も3人の子育ての中で、何度も「言いすぎたな…」と反省した日があります。

そんなときに少し気持ちが軽くなった、5つの習慣を紹介します。
どれもすぐに試せるのでおすすめです。


① 怒ってしまうのは、自分のストレスかも?と振り返る習慣

子どもに対して怒ってしまうとき、
実は「子どもが悪い」だけじゃなく、自分の疲れや焦りが原因のことも。

寝不足、家事のやり残し、仕事のこと…。
“自分の中の小さなストレス”が積み重なって、
つい上の子に向かってしまうことがあります。

そんなときは、「私は今、どんな気持ちだったんだろう?」と
自分の感情を一歩引いて見つめるだけでも違います。

「疲れてたんだな」「心に余裕がなかったな」と気づけると、
自分を責めすぎず、次の日の関わり方が変わります。

▶️「家事時短」についての紹介記事はこちら


② 1日5分でもいい、“2人時間”をつくる習慣

上の子と向き合う時間が減ると、
「ママはもう自分を見てくれない」と感じてしまうことがあります。

わが家では、寝る前や下の子の昼寝中に
5分だけ“2人きりの時間”を取るように心がけています。

絵本を読むでもいいし、
「今日なにが楽しかった?」と話すだけでも十分。

「自分だけを見てくれる時間」があることで、
子どもは心が安定し、
結果的にママも怒る場面が減っていきます。


③ 1日の終わりに「よかったこと」を話す習慣

どんな1日でも、寝る前に「今日よかったことあったね」と
一緒に思い出しながらお話をします。

「お片づけできたね」「弟におもちゃ貸してあげたね」など、
ほんの小さなことでもOK。

怒った日でも、「よかったね」で終われると、
子どもは安心して眠れますし、
ママの気持ちも少しずつ整っていきます🌙


④ 「自分の怒りのサイン」を体でキャッチする

怒りの感情は、体の反応として先に現れます。

たとえば

  • 肩や首に力が入る
  • 呼吸が浅くなる
  • 手がピリピリする

など、体が「もう限界かも」と教えてくれているサインです。

このサインに気づいたら、まず深呼吸を3回してみましょう。
深呼吸は、副交感神経を優位にし自律神経を落ち着かせるのに役立ちます。

それにより、「怒鳴る前に、待てる時間」を作れます。

子どもの行動を変えることはなかなか難しいですが、
まずは“自分の体を整える”ことが、実は一番の近道です。


⑤ 「共感の言葉」で状況を整理する

怒りが出そうな場面では、まず子どもの気持ちを言葉にしてあげるのがおすすめ。
「そんなことしちゃダメ!」の前に、
「びっくりしたんだね」「自分でやりたかったんだね」と、
子どもの気持ちを代弁することで気持ちが落ち着きやすくなります。

これは発達支援でも大切にしている「情動のラベリング(emotion labeling)」という方法。
子どもの行動の背景にある“感情”を言葉にしてあげることで、
怒りや混乱が整理され、
親子の関係が“対立”から“理解”へと変わっていきます。

まとめ

怒ってしまうことは、ママが真剣に子どもと向き合っている証拠です。
完璧を目指すより、「今日はちょっと優しくできた」で十分。
小さな習慣を重ねていくうちに、
親子の関係はゆっくり、あたたかく変わっていくと思います。

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