1〜1歳半の「手の使い方」を育てるおすすめおもちゃ&遊び5選【作業療法士ママが解説】

育児グッズ

「物をすぐ投げてしまう」「つかむのがぎこちない」など、1歳前後の“手の使い方”に悩むことはありませんか?
私も3人の子どもを育てながら、作業療法士として“手の発達”の大切さを日々感じています。
今回は、1〜1歳半の手の発達を促すおすすめのおもちゃと遊びを紹介します。


1〜1歳半の手の発達の流れ

この時期の子どもは、

  • 「つまむ」「出し入れする」など、手の動きがぐんと増える時期
  • 両手を使った協調動作や、目的を持った手の動きも少しずつできるようになる

 遊びの中で手の動きを培い、スプーンで食べる、着替えをする、ボタンをはめる、など生活動作に繋がっていきます。

 遊びや日常の中で“自然に手を動かす”機会を増やすことが大切です。


手の使い方を育てるおもちゃ5選

1. くるくるチャイム

「ボールを入れる→落ちる→音が鳴る」流れが楽しく、手を“放す”練習にぴったり。
両手を使うので、協調運動の発達にも◎

我が家の長男の初めての「入れる」動作は、このくるくるチャイム(アンパンマンのくるコロタワー)でした。(写真参照)

我が家のアンパンマンくるコロタワー

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2. コップがさね

「つかむ」「重ねる」「はなす」を繰り返すことで、手首や指先の動きを育てます。

シンプルなおもちゃですが、色の違い・大きさの違いで並べたり、高く積み上げて崩す、中におもちゃを入れる器として使うなど、その時々で様々な遊び方ができます。

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3. 型はめパズル

  • 指先の細かい動きの練習: パズルのピースをつまんで、回転させ、正しい位置に押し込む動作が、指先のコントロールや器用さを養います。
  • 目と手の協応能力の向上: 自分の目で見た形と、手の動きを連携させる「目と手の協応」の能力が自然と育ちます。

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4. 積み木

積むときに力を入れすぎれば崩れるし、弱すぎればグラグラ。手を離すタイミングにより倒れてしまう。そんな“ちょうどいい力加減”を試すことで、指先のコントロールが自然と育ちます。

また指先の動かし方だけでなく、物の重さや形に合わせて力を調整する感覚も身につけていきます。

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5. シール貼り遊び

シールをはがして貼る動作は、つまむ・指先を使う・手首をひねるなどの発達を促します。
100均のシール帳や丸シールでOK。
剥がすのが難しい場合は、台紙から少し浮かせてあげると貼りやすくなります。


おもちゃがなくてもできる「手の発達を促すあそび」

1. 水遊び・砂遊びで感覚を育てる

水や砂の“冷たい・ざらざら”といった感覚刺激は、手先の感覚を育てるのに最適。
コップで水を移したり、砂をすくってカップに入れるだけでも十分な手の練習です。


2. 新聞ビリビリあそび

新聞を破く「ビリッ」という感覚刺激は、手の力加減や感触を育てます。
細かくちぎると指先のトレーニングに、勢いよく破くとストレス発散にも◎。


3. 紙を切って貯金箱に入れる

厚紙を少し大きめに切って、貯金箱の穴に“つまんで入れる”だけでもOK。
指先を使う感覚や「手を放す」動作を遊びの中で練習できます。


4. テーブルから転がってきたボールをキャッチ

見て→手を伸ばして→つかむ、という“目と手の協調”を育てる遊び。
ゆっくり転がしてあげると、成功体験につながりやすいです。


5. 食事中の手づかみ食べや食具を使う

食事は最高の手のトレーニング。
手づかみで感覚を養い、スプーンで“すくう・こぼす・またすくう”を繰り返すことで手首の安定にもつながります。


作業療法士ママの実体験

物を入れるのが大好きな長男。
家でも支援センターでも、1日1回は「入れるおもちゃ」で繰り返し遊んでいました。

最近では、小さな物でも角度を工夫しながら入れられるようになり、手を離すタイミングも自分で調整できるように。
また、遊びの中で自然と他の人に「どうぞ」と物を渡すこともできるようになりました。

遊びを通して、手先の器用さだけでなく、力の加減やタイミング、社会性まで育っているんだなと実感しています。


まとめ

1〜1歳半の子どもは、まさに「手を通して世界を知る」時期。
おもちゃでも、新聞やシールなど身近な素材でも、手を動かすことすべてが発達につながります。
無理なく“遊びながら育つ”環境を、日常の中で作ってあげられるといいですね。

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